Manage It! 読書メモ
プロジェクト管理の書籍、久しぶりに読む
Manage It!を読んでの感想とか。
プロジェクト is 何
新しいプロダクトやサービスの作成を目的とする新たな取り組み、もしくは体系的なプロセスを指す。
Done条件は成果の納入。
リスクを伴い、多くの場合、リソースが限られることによる制約を受ける。
プロジェクトマネージャー is 何
上記のリスクとリソースの管理者を指す。
完了が何を意味するかを明確に示し、伝達し、プロジェクトをDone状態に導くことを職務とする。
推進力の把握
プロジェクトによって様々。 機能セットと期日が大事なケースもあれば、品質要件が必達なケースもある。 それらをまず把握すること。
顧客からみたプロジェクトの推進力のリスト
- 成果(機能セット)
- リリース期日
- 品質
プロジェクトの制約条件
- 利用環境
- チーム構成の柔軟さ
- 義務つけられるプロセスがあるか
- メンバーとその能力
- 予算額
※ 制約条件はあとから変更可能
制約条件によって、プロジェクトの最大規模が決まる。
列挙した要件の中で一番大事なものがそのプロジェクトのドライバー(推進力)。 要件に優先順位をつけて、Top のものがドライバーということ。
Projectに過剰な制約条件を課そうとするスポンサーに対処する
この項の、「優先順位のリスト化をして、選ばせることが有効なのは相手に迷いがあるケース」というのは自分の経験とも合致する。
工数で割れないものは実現できない。
というのは当たり前なのだけれど、管理業と交渉業は論理とは別の筋肉を使うので難しい。
相手が、希望と、絶望、どちらに金を払うタイプかによって、話を通すときに使う言葉を変えるというのは、リアルワールドではよくやる手段ではある。
が、こういった私のムーブは、正道で対処することを好む人からすると邪道なのだろうなあとも思う。(が、正しいことを伝えて、わかってもらえる人ばかりであるならば、世の中世話はないので、どうしても必要になるなあという感想。)